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【LF8】人間の根源的欲求を刺激して狂ったように買わせる方法

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今回紹介する売れるコピーの秘訣のひとつはLF8(Life-Force 8)です。

  1. 生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい
  2. 飲食を味わいたい
  3. 恐怖や痛み、危険を避けたい
  4. 性的に交わりたい
  5. 快適に暮らしたい
  6. 他人に勝ち、世間に遅れを取りたくない
  7. 愛する人を気遣い、守りたい
  8. 社会的に認められたい

LF8は上記の人間の根源的な8つの非常に強い欲求のことで、使えば売上に大きく影響します。

もっと売りたい、もっと反応が欲しい、もっとクリックされたい
LF8を刺激する言葉、フレーズを使うことでそれが叶います。

これからそれぞれを活用する方法について説明するので最後まで読んで使いこなしてください。

目次

LF8の破壊力

LF8はすごいと言われてもイメージしづらいところもあると思うので、ひとつ実例を紹介します。

2000種類近い本を累計2億冊以上売ったホールドマン・ジュリアスという人がいるんですが、彼は本を売るために本のタイトルを書いた広告を出していました。
彼の面白いところが売れ行きが悪いと、広告を変更するのではなく、本のタイトルを変更したんです。

そして反応を見た結果、どうなったのか。

ふさふさの金髪(5000冊)→ブロンドの恋人を探して(5万部)
LF8の4番目の性的に交わりたいという欲を刺激した結果10倍売れたんです。

他にも論争術(0冊)→論理的に議論する方法(3万冊)
LF8の6番目、他人に勝ちたい欲を使って劇的な売上の変化を達成などを達成。

このように人間の根源的な欲求を刺激することができれば、「買う」という本来はハードルが高い行為をターゲットにさせることができます。

根源的欲求①:生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい

人間というか生物の最も基本的な本能、「生存」に強く反応します。
まず、何よりも生き残るのがすべて。
そのために必要な情報はどんなものでも欲しい。
なので、広告で使えば反応される可能性が高くなる。

特にサプリやダイエットなどの健康ジャンル、医療、美容、保険などの分野では全面に押し出すべきです。

今のままではやばいかも(危機感)→これをすれば大丈夫(解決策・未来の安心)というのは定番ですが動機づけとしてはかなり強いです。

例:

  • もしあなたの血管が今、つまり始めていたら——?
  • 定年前に死ぬかも?寿命を燃やし尽くす最悪の職場

生存への欲求を刺激するには危機感や希望といった感情を使うのが効果的。
あなたの扱っている商品に紐づけられないか、アイデアを考えてみてください。

根源的欲求②:飲食を味わいたい

食べる、飲むは生理的な満足と快楽を同時に満たします。
特に「美味しいそうな表現」や「希少な味覚」にはセールス力を上げる効果があります。
A5ランク和牛とか世界三大珍味が高値で取引されているのを見れば需要の高さがわかるでしょう。

そのへんのスーパーの肉の何倍もの栄養価や満腹感があるわけじゃないのに売れる。
この力を使わない手はありません。

飲食、グルメ、健康食品、ダイエット食品などに有効で、音や香り、舌触りなど食べたときに感じる五感を使った表現が有効。

例:

  • 口の中の温度でスッと溶ける和牛
  • 三つ星シェフが10時間付きっきりで煮込んだトロトロのビーフシチュー
  • 地元の漁師しか食べられない伝説の珍味

「美味しい」がキライな人間は存在しません。
それくらい強力な欲求なので強力と言われても不思議ではありませんよね

根源激欲求③:恐怖や痛み、危険を避けたい

人間の本能はなにより痛みを避けることに敏感。
ネガティブな感情を回避したいという思いが強く、行動を引き起こしやすいんです。
恐怖や痛み、危険を避けたいというのはこのネガティブなものに該当します。

保険、金融、セキュリティや投資(老後資金)などの”不安”を扱うテーマに最適です。
危ないですよと危機を煽り、解決策を提示する流れですね。

例:

  • あなたの銀行預金、毎日10円ずつ減っているとご存知ですか?
  • 深夜の就寝中、スマホが爆発して火災が発生——生き残る自信はありますか?
  • あなたの勤め先の寿命は何年?——ほとんどの会社はあなたの定年まで保ちません

恐怖や痛み、危険は使いやすい上に強力な感情です。
うまくトリガーを引いて読み手を動かしましょう。

根源激欲求④:性的に交わりたい

性欲は最も原始的で強力な欲求の1つです。
生物の本能である子孫繁栄、遺伝子の拡散に関わる部分なのでその強さは説明するまでもないでしょう。

購買行動の裏に「異性からモテたい」という欲求が隠れていることは多い。
収入を上げたいのも突き詰めればモテたいですし、ブランド物を買うのもたいていはモテたいから。
現在自動車販売が苦戦しているのも、車=モテという価値観の変容が関わっています。

性欲は広告で使いやすくいろんなジャンルに応用できます。
代表的なものは、恋愛系の商材、ファッション、香水、美容、化粧品、ダイエットなどですが、他のことにもつなげることはできます。

例:

  • すれ違った美女が香りに誘われて振り返った——たったワンプッシュで
  • 40歳の冴えない男にで女子大生が惚れた理由——おじさんから恋愛対象に変わるたった1つのこと
  • -20キロで復讐成功!俺を振ったあの子が嫉妬する”美貌の彼女”が今の妻です

性欲はとくに男に刺さります。
だから個人的に使いやすく、ヘッドラインでは使わなくてもブレットやボディコピーで使ったりもします。
商品購入の裏に隠れていることも多いので買い物をしたときを思い出して、理由を振り返ってみてください。
そこのセールスのヒントが隠れています。

根源的欲求⑤:快適に暮らしたい

快適に暮らしたいというのは、安心・安全・便利・清潔という「ストレスのない状態」への欲求です。
現代の日本だと衣食住が最低限は満たされている人が大半なので、手間の省略などがアピールになります。

家電、時短グッズ、清掃や退職代行のような人間関係の摩擦を避けるジャンルなどに有効。

例:

  • レンチンで完璧な栄養が取れる——しかも一流シェフの味で
  • 朝5分〇〇するだけで、パワハラ上司からあなたの心を守れます

快適に暮らしたい欲求は嫌なこと、ストレスを見つけることがポイント。
日常で感じる小さなイライラを探ってみましょう。

根源的欲求⑥:他人に勝ち、世間に遅れを取りたくない

競争で勝ちたいというのは人間の本能です。
普段あまり意識していないと感じるかもしれませんが、人と比較して勝った負けたの計算を僕たちはやっています。

同期との収入、彼氏彼女の有無、身につけているものランク、仕事の出来不出来など数えればキリがないほど比較をしています。
そしてその比較で優位に立ちたいと思っている。

得に男性は他人に勝つ・優位に立ちたいという欲が強いです。
なので、出遅れているかも?という不安の刺激にグッとくる。

ビジネスやキャリアアップ、最新のガジェット、高級ブランドなどが定番になります。

例:

  • あなたの同期は、もう副業で月20万円稼いでいます
  • 今年入社の新人はAIネイティブ世代——あなたの”10倍”仕事が速いかもしれません
  • あなたが独り身で性格悪いアイツがモテる理由

遅れを取っているかもという訴求もかなり使いやすいです。
誰にだって先を進んでいる人がいるものですから。
セールスライティングでライバル視している先人を表現できれば、読み手の注目が集まります。

根源的欲求⑦:愛する人を気遣い、守りたい

家族・パートナーなど”守るべき対象”があると、人は自己犠牲的に行動します。
特に親は遺伝子を守るために子どもの安全・将来に非常に敏感。

教育、保険、健康、災害対策などのジャンルに非常に有効で、子供の未来を守るといった訴求は強力で使いやすい。

例:

  • もし明日、あなたがいなくなっても家族は暮らしていけますか?
  • この1冊があれば息子が学校でイジメられることはなくなります

守るべきものが危険やストレスにさらされていると耐えられない。
そんな情景を使えれば効果大です。

根源的欲求⑧:社会的に認められたい

社会的に認められたいというのはよく言われる承認欲求のことです。
見られたい、褒められたい、自慢したい欲は強い動機になります。

使えるジャンルは広くアイデア次第でほぼ全てで使えますが、代表的なものは資格や出版、SNS運用、美容、恋愛などです。

例:

  • 出版してわかった。”先生”という肩書きが信用される理由
  • マッチングアプリのプロフィールでモテる資格3選

認められたいというのは④の性欲と同様に多くの購買行動の裏に隠れています。
深ぼっていくと実は「認められたかったんだな」となることも多いので日々の買い物から理由を意識してください。

まとめ

LF8を表にまとめると次のようなものになります。

スクロールできます
欲求反応する感情典型的商材コピーのアプローチ
生存危機感、希望健康、保険長生き×危機回避
飲食欲望、快楽グルメ、食品五感への訴求
回避不安、恐怖保険、医療危機、恐怖を意識させる
性欲興奮、自信恋愛、美容モテ
快適安心、余裕家電、家具ストレス軽減
優越嫉妬、誇りビジネス、投資ライバル比較、出遅れ
愛情責任、献身教育、災害対策家族、子どもを守る
承認自尊心、羨望出版、美容認められたい

コピーのアプローチは一例ですので、あなたなりの方法を模索してみてください。
重要なのはLF8をヘッドラインや広告のテーマといった目立つ場所に取り入れること。

「いや、うちのお客さんはそんなに浅はかではない」と思っているかもしれませんが、人間が本能的に持っている欲求なので、強弱の個人差はあれど誰もがうちに秘めている思いです。

ビル・ゲイツだろうが、普通のサラリーマンだろうが、ホームレスだろうが人間という枠組みは同じです。
本能には逆らえない。

コピーライター、マーケターならそこを忘れてはいけません。

今回紹介したLF8はドルー・エリック・ホイットマンという11歳から広告を作っていた広告の申し子が提唱したものです。
彼の著書である「現代広告の心理技術101」にはLF8を含め広告で使える心理テクニックが使い切れないくらい書かれているので、今すぐに購入して一読してみてください。

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